某惑星の王子
「3331 Art Fair 2015-Various Collectors' Prizes‒」に凸してきたよ。
3331っていうのは、廃校を利用して誕生したアートセンター。
ギャラリー、オフィス、カフェがあって、展覧会だけでなくワークショップ、講演会もあって、誰でも無料で利用出来るフリースペースも充実してるよ。
個人的には都内指折りの攻め方をしたギャラリーだと思ってる。
結構広いギャラリーだから、当然全部説明出来る訳もなく、気になった作品、作家を紹介していきます。
ちなみに入り口のポスターのヴィジュアルは現在、公開中の絶・絶命展のプロデューサー、リトゥンアフターワーズの山縣良和氏。
入ってすぐ、音がヒュンヒュンしてる足立喜一郎氏の作品。
音がする作品ってある意味ズルい。
その空間にいる時、ずっと目立つ。
虹でぶっちゃけLGBTを想像するんじゃなくて、これはただの虹色の風を発生させる装置。
そういう未来をって作品ですね。
続いて引きこもりの展示で話題になった渡辺篤氏の作品。
戦争がモチーフ。元々、将棋が戦争をモチーフにしたボードゲームだからっていう事から。
戦争のない社会じゃなくて、殺人をしない戦争を提案した方が現実的なんじゃないのかって仰ってました。
台の上も細かく提案してある。
宮川ひかる氏。
タトゥーやネイルアートをメインにしてるんだけど、この方、今回一番身体張ってた。
自分の頭をザビエルカットにして、その上にマンモスのタトゥー彫ってるんだもん、これは初めて見た表現法だったね。
過去の個展も見てたけど、今回はマジで驚いた。
次が、何ぞこれ、テラシュールって思った伊東宣明氏の作品。
文章読んだらそれなりに理解しましたが、略します(笑)自分で確かめて下さい。
綺麗な作品。安藤孝宏氏。
これはやられたって思った。宇宙みたいに見えるけど、これただ黒い布に無数に穴を開けただけ。
こんな表現法あったのかってシンプルながら感心してしまう。
キュンチョメ。2014年岡本太郎賞で一気に有名になった事で知られている二人組です。
毎回身体張る系の作品ですが、今回も汚染水垂れ流しの原発の横の海に潜り昆布を取ってそれで砂時計を作るという荒業。
今でも全く進展してないしね、原発。そういう意味でも考えさせられる。
片山真理氏。
今や売れっ子ですね、ポートレイト作品。
普通に欲しいです、壁に飾りたい…
炎上アーティストのじゃぽにか。
個人じゃなく数人のグループです。
ふざけてるように見えて実はすげー考えて作品作ってる方々。
今回気になった、ラスト、笹岡由梨子氏。
映像というメディアに対して不感症になっているんじゃないか。
そこであえてデジタル技術に逆行する手垢を残す技法をしている。
って感じの作品。
うん、この方の作品、去年見た事があって。
明らかに良い意味で悪化してる…
これ完全にベジータ。うん、ちょっと色んな意味で今回の個人的MVP。
他にも面白い方はいましたが、あとは直接凸してみて下さい。
アートの即売会でもあるので、気になる作品がみつかると思います。
3331
3331 Art Fair 2015-Various Collectors' Prizes‒
〜2015年3月29日
リトゥンアフターワーズ
山縣良和
足立喜一郎
宮川ひかる
伊東宣明
安藤孝宏
キュンチョメ
片山真理
じゃぽにか
笹岡由梨子