アクティブな人見知り

いろんな所に凸したレポート

現役風俗嬢が教える意識向上セミナー

オキュパイ・スクール、五限目。

水嶋かおりん氏。
 
いよいよオキュパイ・スクールレポもラストです。
 
 
 
18歳未満は帰れ!
 
まず、お土産の資料の一部。
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性的倒錯
 
何となく、どんな感じか察しましたね?
 
 
 
講義内容、
 
社会学
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社会っていうのは人と人との繋がりで出来上がっているんじゃないかなと。
 
自分が社会とセックスワークをしているような現状にあります。
 
 
 
社会学というのは、流行であったり、宗教とか文化とか、都市計画、犯罪的な事、差別etc…
 
色んなジャンルの事を網羅出来る。
 
あともうひとつ、文化人類学という物でも、セックスワークの事は色んな国で取り出されている。
 
特に当事者研究的なところでアプローチが出来やすいかなぁと。
 
そして、フィールドワークと言いまして、現場に入っていって、色んな人達とのヒアリングでしたり、調査であったり、あるいは学術的な分析をかける事によってそれを見えない物から見える物に変えていく。
というような学問になっております。
 
当事者研究なんですけど、風俗ではないんですが、べてるの家という統合失調症グループホームが北海道にありまして、そちらでですね、自分達で、べてる昆布とか、べてるグッズみたいな物を作ってるし、年商1億円くらい。
べてるの家の見学ツアーをやって、その収益で自分達の自助グループを自助活動出来ている。
 
被支援いう形で支援を受けるんじゃなくて、いかに独立して、独立採算型でやっていくかというところがあるんです。
 
そちらのところに当事者研究の色んな物がありますので、もし、当事者研究に興味がある方はサイトを覗いてみて下さい。
 
 
 
 
性産業の場合に関しては、社会スティグマみたいなのがありますので、当事者の方からは何かを発信していくというのは非常に難しい部分があります。
 
しかし、分析をしていくと、人の凄く人の色んな関わり合いであったりとか、エロっていうのは、ある意味ではいやらしい、と、あとはファンタジーという幻想の、マイナスな物とプラスな物、色んな物を掛け合わせておりますので、非常に面白い。
 
そして、スキルが重要です。
 
例えば、早漏で悩んでいるという方、いらっしゃいますか?
 
あっ、いらっしゃる。
 
大体ですね、早漏の方に関しましては、コンドームをブツッと穴を開けて頂いて、輪っかを作ります。
それをですね、睾丸の根元を縛るような形でガボッとはめまして、そして睾丸の移動をさせながら射精コントロールをする。
 
というようなスキルを私持っているんですけれども、そういう物はですね、提供して能力開発をはかることによって、職人さんのスキルアップをはかれるという事をやっているんですが、そういう話ですとか、環境構築ですね。
 
今、性産業は特に合法的に出来る物というのに、無店舗型風俗という物があります。
 
今、全国47都道府県でどこでも作る事が出来まして、誰でも出来ます。
 
事務所を作って、お巡りさんに届け出を出して、3400円で開業が出来ます。
開業するのは非常に簡単に出来るんですね。
 
そこに何か安全性があったりとか、何かした時に守りに入れたりとかですね、働く人の土壌や環境を良くするという働きかけがないので、それを協力してくれる方を募っていくことであったりとか、その現場をきちんと見ていく土壌開発を考えています。
 
そして、性産業の中から今ですね、NHKでよく言っている、社会福祉の敗北なんて言ってしまって受け皿になっている、社会で生き辛い人達の受け皿になっていると取り沙汰されるんですけども、そもそも社会福祉ってあんまり私の生きてきた経験の中でお世話になる機会というのがあんまりなかったような。
 
例えば性感染症のレクチャーを受けたとか、仕事をする時にこういう風にやりましょうとか、生活出来なくなった時に生活保護はこうやって取りますよっていう教育を受けた事がなかったので、遠いような世界だなぁと思っているので、その性風俗の中から社会や福祉を見ていこうというのが私の視点であります。
 
 
 
性風俗で何故働いたのか?
 
15歳で売春を始めまして、援助交際ですね。
16歳でたまたま飲み屋さんで働いていたら、別のお店で女の子が足りないから働いてくれないか?
 
これまた外野の誘惑によって、お仕事を始めたんですが。
 
元々私は自分で独立しようというか自立意識が9歳くらいからありまして、テレビで色んな人達がリストラをされていますみたいなニュースをよく見ていましたので、これ、人生は手に職だなと。
 
どうやって生きていけるかなって思った時に大人になったら365人友達を作って、毎日吉牛を奢ってもらったら何とか喰いつなげるとかですね、どうやって生きていくかは非常に考えておりましたので、割と風俗というのは自分の力で出来るんで、お客さんと40〜50〜60分の中で、その人の欲望を満たしていく。
 
そんなお仕事だったので、私に結構向いていた。
 
元々人の身体を触るのが好きなのと、医学に非常に興味があったので、人体実験を毎日やっているみたいな感じでですね、なんでこの射精出来るのかなぁってよく見て、面白いなぁってニコニコしながらチンチンを見ると、
 
『凄い楽しそうだねぇ〜』
 
みたいな感じで非常に楽しいプレイが出来まして、割といい感じに仕事が出来るというところがあります。
 
 
 
性産業の規模。
 
風俗店の店舗型営業というお店を構えた営業、一号店、二号店という物があります。
 
ソープランドが一号、ファッションヘルス、性感マッサージの店舗型が二号。
 
これはですね、1984年までの申請で許可が降りているもののみが営業が可能なので、今、新規で作れるというところはほぼ皆無に近い状態です。
 
沖縄もまだ新規で作れたり、居抜きでお店が取れたりという事はあります。
 
あとは一番今流通している無店舗型の一号営業ですね、これはデリバリーヘルスで、2011年現在で一号店が1200軒くらい、二号店が800軒くらい。
そして無店舗型が届け出で、17000軒くらい。
 
ピンサロ、本サロはキャバクラの扱いに入りますので、この中には含まれません。
 
無店舗型のお店に関しては多分実働、稼働出来ているのは10000軒くらい。
お店辞めても廃業届を出しません。
なので稼働しているかというのは、そのお店に確認を取ってみないとわからないので、実数としては10000軒くらいじゃないかなと思います。
 
そして1店舗辺りの在籍が20〜30人とすると、20万〜30万人といわれています。
 
日本の風俗嬢という本には35万人といわれていたりとか、お店の規模によってその数がはっきり明確にしているわけではないので、そこで開きがあります。
 
そしてやっている方々というのは20〜30代、女性の3〜5%という形であるんですが、最近、全然40〜50代、60代、はたまた70代の方までいらっしゃいますので、非常に年齢の幅も広くなっています。
 
 
 
業界の規模は3兆円という事で、警備業界、人材業界、ブライダル業界と同じくらいの市場規模を持っています。
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長くなったので一旦〆ます。
続くよ。