ヘリコプターとふたつの角度
皆さん、ディン・Q・レ氏をご存知でしょうか?
ベトナム人アーティスト。
って展示見るまで知りませんでした。
という事で、ディン・Q・レ展に凸してきたよ。
昨年の出来事なのでうろ覚えな所も多々ありますが、こんな感じの写真展から始まります。
写真を重ねて切り合わせる事でふたつの世界観を同じ軸に。
ものっ凄く写真を引き伸ばしてみたり。
そう、見えてきますね?
ヘリコプター。
この展示会のメインテーマとも言える。
この写真撮ってる所で大きな爆撃音がずっと流れているんですよね。
いや、これ誰が撮影したのっていう戦争の映像。
ある意味ではとても貴重な資料でしょうが、爆撃の威力がね、燃え広がる森と逃げる人々…
そんな中、時代が現在に戻り、インタビュー。
ヘリコプターは農業や救助に使えるから良いという意見や、ヘリコプターの音を聞くだけでも嫌だという戦争経験者の声まで。
戦争がどういう事かって、次の部屋がとてもキツい物があって。
一見可愛いんだけどね。
奇形児。
ベトちゃんドクちゃんとか有名ですね。
良くも悪くも。
他にも続く戦争の資料。
日本のミリタリーオタクから見る戦争。
日本人が考える戦争観。
シリアスな空気から一変して街中(笑)
ポルノ、あります(笑)
最後は六本木からの風景見つつ。
物の見る角度で物の見え方は変わるって事を改めて考えさせられた展示だった気がします。
ディン・Q・レ展:明日への記憶
〜2015年10月25日