少女という病
自然主義文学の代表者のひとり、田山花袋氏。
『蒲団』という作品で知られていますがそれを発表する少し前、『少女病』を発表しました。
少女病とはある種の少女への憧れ。
ですが作中では具体的には語られません。
物語の舞台は明治時代。
現代まで少女病は続いている。
って事で今回、少女病展に凸してきたよ。
アートってある意味で知識とか試される時があるんですよね。
無知だとまず入り口からわからない。
無知は罪。
でも伸び代でもあるって事で興味ある方は田山花袋氏の作品を手に取ってみて下さい。
まずギャラリー新宿といえばアングラな世界観のギャラリーなわけで。
この時点では上記のような知識なく凸してきたんだけど。
ひらのにこ氏の作品。
これだけ凄く世界観が周りと違って浮いてるなと。
でも終わって改めて見ると一番少女への憧れっていう世界観があったかなと。
他の方はダーク路線。
少女病というかメンヘラ…
ないし中二病的な、少女≒中二って気もしますが。
これはとても緻密に描かれてました、折角作者いたから突っ込んで話聞けばよかったかな…
物販もかなりのフェチズム…
人の解釈は十人十色って事で。
少女病という病を今の時代に解釈した展示でした。
が、ギャラリー新宿座のもうひとつの魅力。
それはアーカイブ。
アングラ系のギャラリーやカフェも幾つかありますが、その中でもここの本の品揃えの凄さ。
こんなん反則だろう。
最終的には展示のオチを全てここに持って行かれた気がしました(笑)
少女病展
〜2015年10月25日