金魚救いと小さな一歩
皆さんは金魚すくいをやった事がありますか?
多くの人はやった事があるかと思います。
しかし金魚に救われた事はありますか?と聞かれたらどうでしょう。
今回はそんな金魚に救われた人の話。
深堀隆介回顧展に凸してきたよ。
この作品を見た事がある方は多いかと思います。
超リアルな金魚。
しかも立体的。
さて、舐めてたよ。
行列。
いや、ここ最近の渋谷東急はとても良い展示してるの。
凸したけど、書けてないだけで。
それは近々書くとして、が、しかしだ、まさか行列が階段を降りて行く程の人気だとは…
スタッフさんに聞いたら約40分待ち…
実際には30分程で入れましたが。
アートなんか辞めてしまおうと思った時に出会った金魚。
そして結果として金魚に救われる事に。
さてさて、作品は何度かネット等で見る事はあったんですが。
間近で見ると更に。
立体的なんですよ‼︎
流し込む→描く→流し込む→描くという手順で立体的になる。
それでこの立体感が出ると。
長年の疑問というかカラクリが解けてスッキリ。
ってあくまでこの金魚を描ける技術があるからこそ、この立体感に繋がるわけで。
常人が真似しても出来ないからね?
そして年々上手くなる努力の人でもあります、深堀氏。
中でも個人的にグッと来たのがこちら。
上手過ぎて笑う。
アップにしても、これ、もう金魚が泳いでるよね。
深堀氏以上に果たして金魚を見続けた人がいるんだろうかってレベル。
アートアクアリウムとかに紛れててもわからないクオリティ。
そんな金魚を生み出すアトリエの再現。
そしてその資料。
描き込みの量がハンパない。
金魚以外の作品も。
小さな一歩。
切ない…
色んな事が込められてると思うんですよね、このタイトル、追悼以外にも。
辞めずに一歩を出したから。
このクオリティまで進んで。
是非会場まで足を運んで見て下さい、その一歩で。
〜2016年5月29日