男が喜ぶ「さしすせそ」
オキュパイ・スクール、五限目。
水嶋かおりん氏。
はい、18歳未満は誕生日を迎えてから読もう。
男の人が喜ぶ魔法の言葉という物があります。
さ…流石です。
し…知らなかったぁ。
す…凄ぉ〜い。
せ…センスいい!
そ…そうなんですねぇ。
はい、魔法の言葉、さしすせそ。
覚えてみて下さい。
会話をする時に、お客さんに女の子と仲良くなりたかったら、こんな話をするといいよというアドバイスをしています。
レストラン、カフェ、食べ物、飲み物の話をします。
『どんなカフェに普段行くの?』
『中目とか行ったりする?』
みたいな話。
そして読書。映画、音楽、美容、食事、サブカル、占い。
ここが重要です。
スピリチュアルが好きな人、例えば最近だと毒女の方々とかはお宮参りしてたりとかですね、〜天満宮みたいなところに行ってパワースポットに行ってそういう事をやっているのが、たまにブログでちょこちょこちょこと、書いてるようなタイプの娘には、お寺の話とか神社の話を振ってあげたりします。
そして、これはタイプ別なんですけれども、感覚系女子には、
『なんかさーこういう風にさーゆるゆるしてるのたまんないよねー。あー君は凄いぬくぬくして可愛い。』
みたいな擬音語を使ってあげて下さい。
大体感覚系とか、ふわぁっとしている方というのは共感力が言語で使うよりも非言語で使うことが多いので、感覚系の娘にはこういう言葉を。
文系女子にはですね、結構サブカルネタ非常にウケます。
カルチャーっていうのは、その人にとって凄くいい栄養剤になるので、自分の趣味の話は相手に伝えなくてもいいかなーと思っても結構これこんなんでねってお話ししてあげる。
理系女子はですね、結構数字の話、コスパの話、をかける。
そうすると、
『へぇ〜そんなことあるんだね。』
みたいな形で情報共有がしやすくなります。
ここからが重要です。
女性の気持ちを口説くには?
話を聞いて共感をして、そうかと頷く。
そうかと言うよりも、そっかぁ〜と語尾を柔らかく伸ばして下さい。
言い方も重要です。
傾聴といって耳を傾ける話の聞き方ですね、これをやってあげて下さい。
そして女性は色んな問題提起、
『なんでこれってさぁ、こんな風に出来てるの?』
『私、どうしたらいいかなぁ?』
とか聞いてきても、問題解決ではなく、問題共有です。
例えば、
『私、上手く、最近朝起きれなくって。』
「そっか、上手く起きれないのかぁ。」
『なんかお薬とか飲んじゃったりするんだけど、』
あっ、これメンヘラの話だ。
薬の話とかも共感して下さい。
あと、重要なのは話をしようと思って焦ると間が持ちません。
そうすると安心感が減ってしまいます。
話さなくても安心出来る包容力というのが重要です。
居るだけで楽しいという安心感。
そして、笑顔と緊張感を持たせない、ありがとうという言葉を挨拶で入れてあげて下さい。
こんな事を考えているのは何故かといいますと、私これ、自分で考えて嬢力と。
大体こういう売れる方というのはどんな風に仕事をしていくか考えます。
傾聴はカウンセリング、占いというのは相手の心理を見ていく事。
カリスマ講師のセミナーと書いていますが、ジェスチャーとかですね、アイコンタクトの取り方、距離間の取り方、非言語のところの作り方、そしてなんか会話術とかをやって、それをいかに記録してノートに照らし合わせて、そしてアドレスを管理して記録の写真をブログにアップするかみたいな事を計画しています。
私ですね、セクシャルリポルタクティブヘルスという性の健康と権利の事についても社会活動をやっているんですが、性の権利宣言の中に、
5.性の喜びへの権利
6.情緒的な性的表現への権利
という物がありまして、でも日本はこの性の喜びや、情緒的な性的表現のことに対して非常に非寛容的です。
それは多分エロ業界の方、全般的に感じ取っているのではないかなとは思うんですが、私自身も性の喜びを語る場所というのは非常に限られていると感じます。
でも、性産業の中では非常にそれが重要。
何をそのお客さんが楽しんでくれるのか、あるいは自分がこれが気持ちいいとか、これが楽しいという性の喜びを知っている人というのはお客さんと非常に楽しいプレイが出来ます。
例えば、そうですね、(受講者に対して)弄ってもいいですか?
ありがとうございます。
私はこうやって、膝をついて、お腹を当てて、大体贅肉なんですけども、ここをスリスリしながら、
『今日は、どんなことしましょっかぁ?』
みたいに距離を縮めてしまいます。
肉が当たっている状態を相手に伝えると、この距離が縮んでいるので、なんか一体感あるみたいな感じだったりとか、下から見上げることによって、男の人の支配欲みたいな物を満足させてあげたりとか。
私は相手に下から目を向けることで媚を売りながらちゃんと買えよ、お前と心の中で思っている。
という関係性を作ったりするのに、やっぱり勉強だなと思っています。
今日は皆さんにお土産を持って帰って頂こうと思いまして、性倒錯のですね、一覧を持ってまいりました。
これの場合はですね、セックスではなく、何らかの行為が倒錯した行為が認められる症状というのを出しています。
対象は人間ではないというところでは書いていますが、そんなこともなくてですね、例えば身体欠損とか身長差異とかあります。
対象が人間であることは全然ございます。
性の倒錯に関しては日本の学術的なところでやれるのは美術系があるかな、あとジェスチャーでのセクシャリティは扱ってもセクソロジーに関してとかこういうフェチズムに関しては日本はあまり研究が盛んではなかったりするので、触れる機会がない。
そうすると性をきちっと追求していこうと思う時に、間口が非常に少ないです。
なので、性産業のところで、例えばですけども、こういう当事者研究の中からこういう学術的な物、蓄積させていって、きちっと色んな人達の役に立つような形に使えたらいいのではないだろうかなと思ってはいるんですが、ひとつ文献でいくと、
『デスパフォーマンス』
という本がありまして、それはオナニーで死んじゃった人の実例があったりして、トレパネーションのアーティストの方が紹介されていたりします。
それが非常に参考になります。
私のお客さんで付いた人にネクロフィリア、屍体と性行為をするのがお好きな方が居まして、チベットに行って10万円くらいで屍体買えるそうなんですけど、膣のところにワセリンを塗り塗りして、まずほぐしをいれるそうなんです。
ほぐしを入れてそこで楽しんで頂く。
好きなだけ楽しんでお返しするみたいな感じの遊びをされている方であったりとか。
あとね、ペドフェリアに関しては、凄く最近だと12000人の作品を撮って帰って来たという学校長さんがニュースになっていますけども、性の問題でちょっと困っちゃうなという人達も、その人の話が出来る環境というのが非常に少なくてですね、一応、性加害とかをやっている加害者の研究とかも始まってはいるんですが、日本は全然こういう環境がないです。
こういう倒錯をしている人達のオアシスになるのが性産業ではあるんじゃないかなと思った時に専門の研究や学術的な学びっていうのは凄く、ワーカーさんにとっては有益。
そしてそれは、ユーザーさんにとっても有益だと思う事と、暴力をどうしても奮ってしまう人達をどうやって止めたらいいかという事をやっぱり対面で対話出来る機会というのを作らなきゃいけないなと思って性産業に可能性を見出していけたらいいなと思っています。
最後に。
性産業は、ただ射精行為や、オーガズムを達すればいい仕事では、ございません。
まず、性の喜びですね。
性的快楽とかオーガズムっていうのを感じるのが非常に重要です。
そして人間関係の喜び。
例えば自分が持っている変態性愛であったりとか、人に言えない物を言える機会を作ってあげたり、繋がりがあったり、共感が持てることが非常に重要です。
そして私自身が凄く感度がよく、凄い気持ちいい、この気持ち堪らないっていうのを提供する、この自己実現とか自己承認、こんな僕でもこんな楽しくなれるんだ、こんな私でもこんな人と関われるんだというですね、相手を満たす、喜ばせることによるみっつの喜びを総称することによって凄くいいサービスになっていきます。
そしてひとつ漢字で覚えて頂きたいのが、
『女を喜ばせると書いて嬉しい』
でございます。
皆さん、飲みの席で使って下さいね〜。
60分で男の人をオキュパイする!
ってことで、性産業の100倍楽しい社会学を私の方からさせて頂きました。
ってところで講義終了。
このエントリーを全て読み終わった人は性産業に対する考え、受け取り方が変わった人もいるんではないでしょうか?
もちろん激しい部分もありましたが。一部書いて大丈夫かと思いつつ。
全体を通してオキュパイ・スクールのレポまとめましたが、気になる人は実際に次の8月のオキュパイ・スクールに凸しよう!
水嶋かおりん