写真の可能性
齋藤陽道氏をご存知だろうか?
2013年にワタリウム美術館で個展を開催した写真家。
今回、ワタリウム美術館のカフェでの展示に凸してきたよ。
齋藤氏を知ったのはNPO法人MFMSで知ったんだけど、今回の写真は過去の物も含め、綺麗な感じにまとまっていました。
齋藤氏を注目した理由は、ひとつは耳が聴こえない写真家であるという事。
音楽の写真が多いのは考えされられました。
と、そこまでの表現ならあると思うんですよ、多分。
齋藤氏の被写体に盲目の方がいる。
耳が聴こえないカメラマン、目が見えないモデル。
はっきり言ってこれは交わるのは不可能だと思った、でも齋藤氏は写真の表現を変えて来た。
色味はなく、無色透明。
その代わりに凹凸がある。
触って見える写真。
これを初めて見た時は鳥肌立ちました。
モデルの方も、目が見えない人が写真を楽しめる、これは革命ですよ。と。
純粋に写真としての表現も、写真の表現を変えた新たな写真も、今後注目したい写真家のひとりです。
『写訳 春と修羅』齋藤陽道写真展
http://www.watarium.co.jp/onsundays/event/event&cafe.html〜2015年5月17日
齋藤陽道
「見た目問題」解決NPO法人マイフェイス・マイスタイル