国宝と某ネズミの国
上野の東京国立博物館で開催中の鳥獣戯画展に凸してきたよ。
まず事前情報で凄く並ぶって聞いてたので、上野駅でチケット購入。
そこで、
『凄く待ち時間ありますが、大丈夫ですか?』
と聞かれ、待ち時間チラ見。
甲…60分待ち
なんだ、楽勝じゃん、ここが悲劇の始まり始まり(笑)
購入後に、甲の横に、
乙…180分待ち
と書いてあるのを発見。
…?
つまり、
甲=外での待ち時間60分
乙=中での待ち時間180分
うわぁぁぁぁぁ…
はい、という事で大人しく待ちます。
わーぉ、某ネズミの国レベルの行列。
この日はとても良い天気、素敵な青空。
憎い…実際に並んでる時点で数名諦めて帰られてましたね、この時はこの先、中で数倍の行列に並ぶ事は見えないわけです(笑)
日傘は貸してくれるので、あとは水分補給と十分な暇潰しを準備して下さい。
ええ、ぼっちで見に行ったから最終的に持ってた本も読み終わり、ヒマでした、是非気の長い友人とでも行って下さい。
デートでここは勧めない!
中に入って、順路通りに行くと最初は比較的スムーズに流れます。
内容は凄く面白い。
図録からチラッと紹介。
仏涅槃図。これ見事だった、寒色ベースなのも特徴。
釈迦如来立像。神とか仏のドレープは毎回考える物というか、何か共通項があるよね、単にその時代の技術の問題かもしれないけど。
他にも興味をそそられる物は多々ありました。
大明神がただのおっさんだったり、十二神将とか、某画家みたいに耳切り落とした人とか、龍、海水に濡れるとダメだからって、脛を割ってその中に経典しまったり…
正直こっちでお腹一杯というか、個人的には国宝よりもそれに行くまでの方が全然面白かったよ!
まぁぶっちゃけてしまいましたが、一番人気の巻物へ。
これから180分待ちます。
つまりあくまで4時間は待つだけの時間で見る時間は当然、別にかかるよ!
そしてこれ前期と後期に分かれてて、既に後期なんですが、半分はパネルだったり、写真だったり、オリジナルは見れません…
前期と後期を並んで見た人はどれだけドMなんだろう…
って事で実際の鳥獣戯画は是非ドMになって頑張って並んで見てね。
サクッとで良いやっていう現代っ子は図録買って下さい、マジで。
そっちの方がお手軽だから。
なんせ立ち止まって見れるのは2列目からで、更に一方通行、普通に見たら3分くらいしか見れないからね、オリジナルの国宝は。
〜2015年6月7日