変態であるからこそ人として正しくありたい
皆さん、変態ですか?
おめでとうございます、このエントリーに辿り着いたって事は大いにその可能性があります。
と、同時に変態の幅広さと深さを知る前に引き返せる可能性もあります。
今回、映画、『自傷戦士ダメージャー』と『変態団』に凸してきたよ。
って昨年の話なんだけどね、実際は公開初日にまさかの①番を取るっていう謎の気合いの入り方(笑)
実際は同時に公開されてたファストファッション映画の後に入ったから番号意味なくした…
この日にこの流れで映画見た人間とかいないと思う。
ファストファッション映画の方は別に真面目な感じで書いたので、気になる方はそちらも是非。
ファッションの裏側とコストと現実
さて、本題、まず自傷戦士ダメージャーから。
ネタバレ含むよ!
この映画、主演男優が井口監督にヒーロー映画を撮って欲しいってポケットマネーを出した作品。
変身方法がリストカット。
…うわぁ、新しい。
そしてダメージを受ければ受ける程過去に遡れる能力があるという。
ドM歓喜というか、ドM以外の誰が喜ぶんだっていうね。
好きな人を守る為っていうベタな展開ですが、幾つものパラレルワールドがあって。
さて、結末は実際に見よう!
続いて変態団。
こいつは問題作…
井口監督のワークショップの卒業制作。
殺人ワークショップも映画学校の卒業制作だったし、卒業制作ってこんなに攻めるのかとか思いつつ。
変態が色々出てきます。
スカトロ、窒息、咀嚼、サディスト、殺人、骨折、飲尿、暴力。
書きながらこれ、大丈夫か?って思いましたが、多分大丈夫じゃないですね。
物語はスカトロマニアが彼女の個撮モデルの排泄シーンを見たくて彼女と同じ物を食べて、理論上は同じ物が出るはずだと。
それで自分でやってシコってる所を彼女に見られて破局、そして彼女失踪。
…ねぇ、そりゃ失踪もしたくなるよね?
と言いつつ、同じ食べ物を食べさせるストーリーは実話を参考にって事だったので、人間って闇が深いね!
端折るけど、こんな社会に適応出来ない変態じゃ死ぬしかないっていう集団自殺しようって団体、それが変態団。
それに失踪した彼女が関係しているという事でそこに突撃。
ってストーリーからもうね、目を伏せたくなるような事がいっぱいあります。
そこは実際に見て確認しよう!
そんな中で名言が出てくるんですよ。
『オレだってこんな性癖欲しくなかったよ、少女マンガみたいにキラキラしたかった!』
『変態であるからこそ人として正しくありたい。』
『なんで欲望ばっかりぶつけるの?時間をかけて私が知らない世界に連れて行ってくれないの?』
全部正論で正直困る。
オチ含めて原則救われないけど、ある意味で凄く幸せそうな終わり方です。
変態以外には勧めないけどね、この映画。
この内容を途中退席誰も出なかったから初日にいた人々は変態だと思うの。
終了後に監督舞台挨拶と出演者の方々。
諸々撮影当時の話とか。
この映画通して一番の見所は個人的にはアイドル春野未子氏。
アヴィラ何やらせてんのっていうね、アイドル生命普通なら絶たれる演技を是非。
自傷戦士ダメージャー&変態団
春野未子