アート≒モザイク
ワイセツって何ですか?
判決出ましたね、ろくでなし子氏裁判。
このブログの過去のエントリーで追っていた、ろくでなし子氏。
裁判の結末は、
「一部無罪」
という珍しいケースでした。
個人的には、正直負けると思ってました。
ろくでなし子氏はアートだからワイセツというわけじゃない。
弁護側はアートだからワイセツじゃない。
と、食い違った意見があったのも事実で。
で、今回の判決はアートだからワイセツじゃないって形に近いと思うんですよね、個人的な解釈になりますが。
だって無加工の3Dデータはワイセツで、それを流布したのは有罪。
実はブログでは書かなかったけど、マンボートというボートを作る時の映像で流布させる気は満々だったっていう映像が残ってて。
ろくでなし子氏の解釈では3Dデータはワイセツだって解釈じゃなかったからの事ですが、結果として流布させる気はあったっていう。
でも型の取り方は違えど作品として手を加えた物は無罪だった訳で。
これ、凄くない?
ある意味で弁護側が主張していたアートはワイセツじゃないっていう主張を裁判官が認めたひとつの事例を作ったと。
歴史的事件じゃね?
作家生命が絶たれるどころか裁判官のお墨付きアートになったと。
性器≒犯罪なわけですよ、モザイクかけないと原則アウトって世界で、アートはもしかしたらモザイクの役割なのかなって。
アレで勃つのかっていうのは一般的には立たないんだろうけど、そこは法律上のルールで戦う世界だから。
変な話、海外のサーバーから3Dデータをばら撒くと?
恐らく無罪だよね、この国のルールでは適応しないから。
警察としては面白くないんだろうけど。
表現の自由は守られました、これは今後のアーティストの為にもプラス。
引き続き高裁で争うようです。
もしかしたらひっくり返るかもしれない。