悪趣味の先にある表現
過去のブログで紹介した、村田兼一展の初日に凸してきたよ。
村田兼一と特殊モデル
今回はさかしまのリリス出版記念。
なので展示モデルは七菜乃氏。
凄く売れっ子モデルですね、関連の写真集、アマゾンで上位になったり。
七菜乃氏はエロいとかじゃなく、鍛え上げられた腹筋に目が行ってしまう…
裸でも自然なので、エロスっていう物が少ない。
全体のモデル活動としてヌードと着衣同じくらいあるんじゃないかな。
だからある意味で裸も一種のお気に入りの服みたいな感覚を受ける。
七菜乃氏の影響か、お陰なのか、時代の変化なのか、村田兼一氏の写真が好きって普通に言える時代になったと思います。
ええ、昔なら石投げられるレベルですよ、それこそ。
今回は展示されている写真以外に小さなファイル4冊、大きなファイル6冊がありました。
…パラパラめくると、これが村田兼一氏だよなって感じる写真達。
紙も何種類かあるので、見え方が違ったり、特に光が当たる角度で全然違う。
内容は、容赦無い。
エロいを通り越してエグいに片足突っ込んでる。
最早性器じゃなく、内臓と表現した方がいいくらい。
でも、これも好き。
完成度が女の子のヴィジュアルだけじゃなく、部屋、空間の作り込みが素敵。
凄く悪趣味で、人選びますが。
アングラの方々の共通点として、作り込み、自分の好きな世界をとことん追求する姿勢。
その先にしか表現出来る物はないんだと思います、きっと。
個人的に好きな作風、そして色味。
特に後から色を加えている独特の写真がとても好きです。
数年個展を見に行ってますが、未だに村田氏と会った事がないから、そろそろ会ってみたいなと(笑)
〜2015年6月14日